こんにちは、ベース科講師の恩田です。
演奏する前に必ず行うことといえばチューニング。
一口にチューニングといってもやり方がいくつかあり、状況によって使い分けます。
1. チューナーを使う方法
これが一番オーソドックスで、みなさんがご存じの方法ですよね。
メーターが真ん中に合うようにチューナーに従ってチューニングします。
2. ハーモニクスを使う方法
例えばピアノトリオ等でそのピアノのピッチに合わせなければいけない場合、3弦のAだけ会わせて他の音はハーモニクスで合わせます。
4弦の5Fと3弦の7F,3弦の5Fと2弦の7F,2弦の5Fと1弦の7Fのハーモニクスはそれぞれ同じ音が鳴ります。
まず3弦の7Fのハーモニクスを弾き、次に4弦の5Fのハーモニクスを弾きます。
チューニングがあっていないと “ウワンウワン” とピッチの差による音のうねりが聞こえると思います。
これがなくなるまで4弦のペグを動かします。
他の弦でも同様です。
音叉を使う場合も最初のAだけ音叉で合わせて、他はハーモニクスでチューニングをします。
3. 実音を使う方法
2と同じような状況で弦が古くなってピッチがわかりにくい場合、実音を使って合わせます。
3弦をピアノと合わせて、3弦の開放弦と4弦の5F,3弦の5Fと2弦の開放弦,2弦の5Fと1弦の開放弦をそれぞれ音のうねりがなくなるまで合わせます。
このようにチューニングの仕方は1つではありません。
その場に応じてベストな方法を選びましょう。