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ジャムセッション初心者が知っておいたほうが良いセッションのやり方 キーボード編

譜面を見ての演奏なら慣れているけど、ジャムセッションってどうやればいいんだろう・・・

 

 

こんにちは、ジャズ・ポピュラーピアノ科講師の太田卓真と、ベース科講師の恩田康人です。

 

ピアノをやっている人でセッションに興味を持てば、こんな疑問があるかと思います。

 

そこで今回の記事では、キーボードに焦点を当ててジャムセッションをやる上でその指針となる僕なりのルールを書いてみようと思います。

 

普段からジャムセッションに通っている、これから通ってみようと思っている、という方にとって、どんなプレイをしたらいいのかということは気になるポイントだと思います。

 

今回は他の講師の方のお話を伺いつつキーボーディストが守るべきルールについて考えていきます。

 

 

☑ルール一覧

 

 

 

1.曲のメロディは予習しておく

2.音色について意識してみる

3.音の被りに気をつける

4.ソロはシンプルにする

5.自分の世界に入りすぎない

6.まとめ

 

 

今度こそセッションデビューを!

 

 

1.曲のメロディは練習しておく

 

 

 

太田「セッション行き始めた頃に突然メロディ弾くように言われた時は焦ったなぁ。」

 

恩田「でも他のパートからすると、キーボーディストにもメロディは弾けて欲しいんだよね、そしたらトリオとかもできるし!」

 

太田「確かにね、セッションとかでも急にトリオでやるって流れになったりするしね。」

 

恩田「メロディを弾けた方がいいと思うようになった、何かキッカケみたいなことがあったの?」

 

太田やっぱり曲への理解が深まるってことは大きいかな。他にも色々あるけど、一番大きな理由はそれだと思う。」

 

恩田「曲の理解は大事だよね、何かプレイに具体的な変化はあった?」

 

太田「もちろん自分でメロディを弾けるようになるってことあるけど、バッキングの入れ方や音色選びとかも変わるんだよね。」

 

 

なぜメロディを練習した方がいいか?

 

 

メロディを弾けるようにすることによって、その曲がどのような雰囲気で始まってどのように変化していくのかのイメージがより具体的になります。すると

 

・なんとなく落ち着いた曲調だから白玉で弾こう

 

・激しい曲調だから音量あげよう

 

そのような簡単なことに加えて、メロディをなぞったオブリガードや、メロディの変化に対応したプレイ選びなど、より発展した内容のプレイが出来るようになります。

 

また、”頭の中で鳴っている音を出す” ということは演奏において本当に大切なポイントなのですが、メロディを弾くことは一番分かりやすく取っつきやすい練習となります。

 

そういう意味でもメロディを練習することには様々なメリットがあるのでオススメです。

 

 

✔メロディを練習することでできること

 

 

 

・曲がどのような雰囲気で変化していくのか具体的にイメージできる

・メロディをフレーズに転用できる

・メロディをなぞりながらバッキングができるよう

・メロディの変化によってプレイを選べる

 

 

2.音色について意識してみる

 

 

 

恩田「キーボードは色々な音色が出せるから面白いよね!」

 

太田「そうだね、そこが面白いとこでもあり難しいとこでもあるんだよね。」

 

恩田「なにか音色を選ぶ基準はあるの?」

 

太田「僕の場合は音色によって大体プレイの仕方が決まってて、例えばクラビネットは細かく刻みたい時に使うし、シンセリードはソロやオブリガードの時に使ったりする。で、曲調やその場の雰囲気に合わせてどれが一番合うか気にしながら選んでるかな。」

 

恩田「具体的にどんなシチュエーションでどんな音を使うのかが気になります、先生!」

 

太田「例えば“The Chicken”みたいな16分音符系のファンキーな曲だったらクラビネットで細かく刻んだり“What’s going on”みたいに綺麗な曲だったら丸みのあるシンセリードの音でスラー気味にオブリガードを弾いたりすると綺麗にハマったりするよ。あとは、どんな時でも音の厚みを増したい時はストリングスやオルガンとかで白玉で弾くといい感じになることが多い。特にオルガンは刻むことも伸ばすことも出来るから色んな場面で使えて便利!

 

恩田「音色によってボリュームを変えたりするの?」

 

太田「プリセットで音量が違ったりするからそこはまず調整するけど、同じ音色でもソロの時とバッキングの時で少しずつ上げ下げしてる。他の人がソロ取ってたりメロディ弾いたりしてるときに邪魔にならないようにっていうのは常に意識してるよ。

 

 

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3.音の被りに気をつける

 

 


 

恩田「キーボードは音域が広いから、たまにベースと被っちゃったりするんだよねー。」

 

太田「そうだね、左手で低音域のルート音を弾いちゃう人をよく見かけるけど、自分的には基本弾かなくていいと思う。

 

副島「僕も混ぜてよ(笑)!こんにちは、ギター科講師の副島です。ギターはキーボードと音域が被りやすいから、僕はよくキーボードと同じことをしないように気をつけてるよ。例えばキーボードの人が音を伸ばしてコードを弾いてるときは、ギターは細かく刻んでみたりするよ。キーボードの人も周りのプレイを聞きつつ、その時々で最適なプレイができるといいよね。

 

太田「そうですね、他の人と違うことをするっていうのはセッションでは大事なポイントになると思います。曲の流れにもよりますが、逆にギターが白玉だったら刻んでみたり、ギターが2人いて白玉もカッティングもやっちゃってる時にはリフを考えて弾いたりしますね。基本的に白玉なら音域の違うとこで弾いて変化をつけるのはアリですが、刻む人は2人以上いるとサウンドがしっちゃかめっちゃかになりがちなので気をつけないといけないですね。」

 

恩田「ウワモノがゴチャゴチャしてるとベースもやりにくいから、そういう意識がある人とセッションすると凄く楽だし、楽しいよね。こっちからもアプローチを仕掛けやすくなる。」

 

副島「2人ともいいプレイヤーだなー笑」

 

 

4.ソロはシンプルにする

 

 

 

太田「ソロって難しいことするのがカッコイイって思われがちだけどそんなことないと思うんだよね。」

 

恩田「それわかる、ある程度ポップにまとまっている方が僕は好きだな。」

 

太田「メロディのとこでも触れたけど、簡単でも歌えるフレーズの方が弾いても聴いても気持ちいい。」

 

恩田「そっちの方が耳に残るよね、ベースラインでもソロでも繰り返すことが大事だと思ってる。」

 

太田「あー分かる!フレーズの繰り返しとかは分かりやすくカッコイイからねー。あとはソロの導入や盛り上がって来た時に曲のメロディ弾かれるとおおっ!ってなる。

 

 

5.自分の世界に入りすぎない

 

 

 

恩田「1人で入り込んでる瞬間って格好良いんだけど、それがずっとだとちょっと寂しくなっちゃうな。」

 

太田「そうだね、ソロの時はまだいいとしても、それ以外の時は他の人が何をやってるかとか、メインで音を出してる人が何をして欲しいのかを気にしながら演奏出来るといいよね。

 

恩田「それこそがジャムセッションの醍醐味だもんね!」

 

太田「そうそう。自分のソロの時でも、逆に周りにこうして欲しいっていうのを伝えられるような演奏が出来るとなお良いよね。

 

 

6.まとめ

 

 

 

キーボーディストの目線で、ジャムセッションで守るべきルールについてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?

 

まだセッションに慣れてないという人にとって、セッションに足を運ぶきっかけとなればいいなと思います!

 

また、当スクールではセッションデビューを応援するジャムセッション準備コースもございますので、お気軽にご利用ください。

 

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