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アドリブソロの引き出しがない人が、フレーズではなくニュアンスの練習をすべき理由

 


 

ソロの引き出しがないのでどうしてもアドリブが単調になってしまう…

 

皆さんこんな悩みはありませんか?

 

こんにちは、ライフベンドミュージックスクール、ギター科講師の副島です。僕の場合、普段のセッションやレッスンで、生徒さんからこのような悩みを相談されることがめちゃめちゃあります

 

今回の記事では、アドリブ、ソロ、引き出し、単調…こういったキーワードについてお話ししていこうと思います!

 

 

目次

 

 

アドリブソロが単調になってしまう根本的な原因

単調なアドリブソロの特徴

引き出しの多さ=ニュアンスの多彩さ

おわりに

 

 

アドリブソロが単調になってしまう根本的な原因

 

 


 

いきなりですが結論から言うと、アドリブソロが単調で全く盛り上がらずに『自分はソロの引き出しが少ない…』と思ってしまう原因はニュアンスの乏しさにあります。

 

もちろん、単純にフレーズの数が足りてない場合があることも否定はしません。ですが、ただフレーズの数を増やしても、ニュアンスが乏しいままでは”単調なソロ”を抜け出すことは難しいかもしれません。

 

 

単調なアドリブソロの特徴

 

 

それでは皆さん、セッションや普段家でギターを持って、アドリブソロを弾いた時の事を思い出してください。できれば『自分のソロって単調だな…』とか『うわ、ギターソロ全然盛り上がってない…』みたいな感じの時です。

 

それらのソロにこんな特徴はありませんでしたか?

 

ずっと音数が同じ

ずっと音色が同じ

ずっと音量が同じ

フレーズの入りや終わり方が同じ

 

いかがでしょうか?これらをまとめるとずっと同じニュアンスで弾いてるということになります。

 

例えばずっと音数が同じというのは、ソロの起承転結を無視してひたすら手持ちフレーズを弾いてしまった時などにみられる現象です。また、宅録環境でダイナミックに音量の変化が付けれない場合、アンプの音が小さくてずっと強いタッチで弾いてしまった場合には、ずっと音量が同じになりやすいです。

 

ビブラートがどんな時も常に一定の強さでかかっていたり、大体のフレーズが1小節アタマから始まりその小節内で終わっていたりする時も、単調になってしまいます。

 

ですがプレイバックを聞き返すと、『あ、ここで9thの音を使ってみたんだよな』『ここのオルタードフレーズちょっと失敗したなー!』『ここはドリアンで弾いたけどもっと13thの音を弾けばよかった』と、意外にもフレーズ自体はたくさん弾いてることも多いです。

 

 

引き出しの多さ=ニュアンスの多彩さ

 

 

 

アドリブソロが単調になってしまう原因にニュアンスが深く関わっていること、そしてフレーズを増やすことが解決策にならないこと、なんとなくご理解いただけたでしょうか。

 

100のフレーズより100のニュアンスを!

 

大袈裟に言うとこんな感じでしょうか!(笑)。もちろん、手持ちのフレーズ数も多いに越したことはないので、しっかり区別して練習していきましょう♪

 

 

おわりに

 

 

今回はギタリストなら誰もが一度は悩む『引き出し』について書きました。今後アドリブソロを練習するときの参考にしていただければ幸いです。

 

ちなみに、フレーズではなくニュアンスで聞かせるギタリストの代表格と言えばやはりMicheal Landauです。『このフレーズは絶対Micheal Landau!』というキラーフレーズはあまりないにも関わらず、ギターを聞けば一発でMicheal Landauだと分かります。是非聞いてみてください♪

 

 

 

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