こんにちは。ライフベンドミュージックスクール、ギター科講師の副島です。
今回は、ギターを演奏するためには絶対に欠かせない弦、その太さについて考えていきたいと思います。
ギタリストなら誰もが自分で弦を替えなくてはいけません。
しかし実際に楽器屋さんに行くと、様々な太さがあってどれを選んで良いのか分かりませんよね。
太さによって何が変わるのか?おすすめの太さは?そんな疑問に答えていきます!
太さとは
さてまずは弦の太さそのものについてです。太さについてとは言っても、読んで字のごとく弦自体の太さのことを指します。
ここで重要なのが太さによって何が違うのかということです。
太さによって一番変化するのは押さえやすさです。
太い弦は押さえるためにたくさんの力が必要なのに対し、細い弦は少しの力で押さえることができます。
細い弦の方が弾きやすいのです!
ではなぜわざわざ太い弦が売ってあるのでしょうか。もしかして太い弦の方が音が良い・・・?
太さによって音色は変わるか
自論になりますが、変わりません。
太さによって音色が変わるのではなく、「太さによってプレイが変わって結果的に音が変わる。」といった方が良いでしょう。
なので弦の太さ自体で音が激変することはないと私は思っています。
実際に違う太さの弦を弾き比べても、客観的に違いを判別するのは難しいと思います。
弾いてる方は感触が全く違うので、音が違う!と思うのです。
どんな太さがあるのか
ギターの弦の太さは幾つかの種類に分かれ、さらに細分化されるような形で展開しています。
弦の太さのことをゲージと呼び、〇〇ゲージと表記されています。
アコギ
細い .010-.047 Extra Light
普通 .012-.053 Light
太い .013-.056 Medium
エレキ
細い .009-.042 Extra Light
普通 .010-.046 Light
太い .011-.049 Medium
参考
Lightが普通でMediumが太いというのは意外ですよね。
Mediumよりさらに太いHeavyや、Extra LightとLightの中間Custom Lightなどもあります。
一般的にギターはLightゲージの張力に合わせて設計されています。
おすすめの太さは?
さていよいよおすすめの太さです。
ここは意見が分かれるところでもありますし、それぞれ個人にあった選択ができます。
しかし今回はギター初心者の方へのおすすめということでズバリといきたいと思います。
おすすめはズバリ
Extra Lightゲージです!
ギターを始めたばかりの方はただでさえ慣れない運指に苦戦されるかと思います。
そんな時細く弾きやすい弦で練習すると、太い弦よりは早い段階から音を出すことができます。
そうすることで音を出す喜びを体感できるのです。
そして弦の太さによって確かに弾きやすさは変わりますが、ギターで大事なのは押さえる力ではなく、力の使い方です。
細い弦でそれを習得すれば、太い弦になった時も楽に押さえることができるのです。
次回はコーティング弦について
ギターの弦の太さについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
弦を買うときの参考になればと思います。
次回は弦が錆びにくい加工が施されたコーティング弦について解説します!
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