皆さんはコードトーンを演奏に活かせていますか?
アドリブを取るようになり、ペンタトニックからもう一歩外へ踏み出したい!そんな時に多くのギタリストが練習するのがコードトーンです。ところが、コードトーンは“ギター上でしっかり度数やコードの構成音を把握するため”に取り上げれていることが多く、覚えたコード・トーンのポジションが実際のアドリブでフレーズとして役立つ機会が少ないように思えます。
みなさんも、こんな経験はありませんか?
・コードトーンを覚えはするけど、定着せずにすぐ忘れてしまう
・コードトーンを弾けることでのメリットが良くわからい
・上手い人にコードトーン意識してる?と聞いてもあいまいな答えしか返ってこない
・コードトーンにどう手を付けていったらよいか分からない
・コードトーンを活かしたフレーズが弾けず、練習フレーズのようになってしまう
・コードトーン使いが上手いギタリストが分からず参考にする資料がない
一つでも当てはまったら、是非本記事を読んでみてくださいね♪
ギターにおけるコードトーン練習
コードトーンを覚える目的は大きく分けて2つあります。コードの構成音を把握し各コードに対して正しくアプローチできるようになることと、指板上の音を度数で捉えられるようになることです。
どちらも引き出しを増やすという考えとは少し違って、より正しい音を弾くという方向性ですよね。つまり、コードトーンの練習をしてもアドリブの引き出しが直接的に増えるわけではないということ。
ここがコードトーンの難しいところです。僕もコードトーンをアルペジオのように並べたフレーズをずっと練習しましたが、それをそのまま本番で使ったことはありません。なぜなら、そのまま使うととても練習フレーズっぽくて浮いてしまうから。アドリブでペンタのポジションをなぞって弾いてるのと同じですね。
そこで僕は、自分なりにコードトーンをフレーズ化して、その型を練習するようにしました。すると、練習したことが本番でそのまま使えるのでなんとコスパの良いことか!(笑)さらに、本来の目的である正しい音を認識して弾くというのも果たせています。なんという一石二鳥!それではさっそく紹介しますね。
今すぐアドリブで使えるコードトーン・フレーズ
こちらの譜面では、DmとG7でのコードトーンをそれぞれ【左:基本の型】【右:フレーズ化した型】で表記しています。基本の型というのはコードトーンそのもので、1度3度5度7度を2オクターブに渡り弾いています。一方、フレーズ化した型は9thや13th、クロマチックを取り入れてより自然な響きになるように調整しています。両方覚えることで、正しい知識とかっこいいフレーズをマスターすることができます。
実際弾いている動画がこちら↓
【コードトーンを使ったフレーズの練習法】
.#超実践的フレーズ集
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|Dm7|G7|
アルペジオを覚えても、いかにも練習曲くさくて実践で使いづらくないですか?なので僕ははじめから9thと13thを追加した状態で練習しています😃
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いかがでしょうか?コードトーンというより、アドリブのワンフレーズという印象を受けるかと思います。実際のアドリブでは、他のフレーズに混ざるのでもっと自然に聞こえますよ♪
コードトーンはフレーズ化して練習しよう
今回はDmとG7のコードトーン・フレーズを紹介しました。maj7やm7(♭5)でも同じ練習法が使えますので、是非やってみてください。コードトーンンは基本の型を覚えたら、すぐにフレーズ化して練習しましょう。フレーズ化する時は今回のフレーズをスライドさせてください。
□自分でコードトーンのフレーズ化が出来ないときは?
今回は今すぐアドリブに活かせるコードトーン練習法について触れましたが、実際にやってみると「どの音が使えてどの音が使えないのか」、「コードトーンの基本の型が分からない」という悩みが出てくるかと思います。そんな時は、是非当スクールのレッスンの受講をご検討ください。
当スクールではジャムセッションに完全特化したレッスンを行っていますので、実際のセッションでそのまま使えるノウハウを余すことなくお伝えすることができます。目的が明確なレッスンは、必ず皆さんの音楽ライフを充実するものになりますよ♪
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