宮脇俊郎のギターレッスンが受けられる『オンラインアドリブ塾』のレッスンの一部を抜粋してお届けします。
アドリブ時の16分は要注意
アドリブ弾いてるときに、16分音符って皆さんよく使うと思います。セッションスタンダードでも、16分音符を基調とした楽曲は多いですから。ただ多くの方が、16分をただただタタタタ タタタタっていうビートの上にそのまま音を置いていくように弾いちゃうんですよね。
そうなると、ちょっと抑揚がつきにくいというか。もっとアドリブを有機的に、歌うようなソロにするためには、均等に16分を弾くだけではなく、時にはぎゅっと凝縮したり伸ばしたりして抑揚をつけていきます。
素早いスライドやグリスをグイっと加速度的に取り入れていく。なかなか譜面には表せない要素ですよね。
かめはめ波?みたいな、、、。グググっと溜めて放出する感じ、ギュウッポン、ギロッポンって言うんですかね?そんな感じって言うんですかね笑。
(模範演奏)
ソロを有機的に変化させる
こんな感じですね。いかに有機的な感じでソロを弾くかといったところ。これまでアドリブ塾では、理論中心にやってきてるわけなんですが、この部分をついつい置き去りにして弾いてしまいやすいんです。
コードに対して9thを弾く、3rdを弾くとかっていうのは、ハーモニー的な響きの複雑さで聞こえさせようとするいわゆるジャズ的なアプローチなんですね。こういうふうなウニャンウニャンっていう有機的なプレイは割と置いてけぼりというかになっちゃうんです。でもこれこそがやっぱりギターのソロで感動する部分なので、ここはみなさん是非忘れずにやっていただきたいと思います。まあそんな感じでたまにちょっと音作りとかそういった面も今後はいろいろ雑学みたいな部分を取り入れていこうと思います。
★ここがポイント
9thや3rdなど音遣いを気にして弾くのはジャズ的なアプローチ。それをやりすぎて、ニュアンスを忘れてしまわないように!
一般公開はここまで。
宮脇俊郎によるレッスンはいかがでしたでしょうか。皆さんが更に音楽を楽しむきっかけになれば幸いです。
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