ボーカルってジャムセッションで何をすればいいの?
こんにちは、ライフベンドミュージックスクール、ボーカル科講師の庄田真季子と、ギター科講師の副島俊樹です。
今回はジャムセッションでボーカルが守るべきルールということについて、2人の対談を交えお伝えしていきます。
当スクール運営の超初心者FUNK JAM SESSIONにも、何をやればいいのかわからない!と言って訪れるボーカルの方はたくさんいます。
そんな方には必見の記事になっていますので是非チェックしてみてください♪
☑ルール一覧
1.やりたい曲をはっきりさせる
2.譜面は持参した方がいいのか
3.どういう演奏にしたいかバンドに伝える
4.ソロの順番はボーカルが決める
5.歌詞ばかり見ずに前を向いて歌う
6.最後に
1.やりたい曲をはっきりさせる
副島「ジャムセッションに行きたいけど行きづらい・・・ってボーカルの人多いと思うんだよね。」
庄田「そうだねー。慣れていないとわからないことが多いし、足をのばしづらいと思う。」
副島「ボーカルって一番トライしやすくて一番人口が一番多いのに、ジャムセッションをやってみたら参加者一番少なかったりするよね。」
庄田「確かに!セッションってソロやアドリブをやるけど、そこに対しての苦手意識を持っているから来てない生徒さんもいるんだよね」
副島「そもそも、ボーカルの人でセッションに来てる人ってソロやアドリブを取るために来てるんじゃないと思うんだよね。」
庄田「楽器の人と同じようにソロをやるんじゃなくて、ボーカルはもうちょっと違う目線で、例えばカラオケよりも生バンドで歌うことで上達するみたいに思ってる人が来てる気がする」
副島「あーたしかにー。まあ、前置きが長くなったけど今回の本題ジャムセッションでボーカルが守るべきルールについて話していきましょう。セッションにまだ行ったことない人も空気感が伝わるようにリアルにいこう!笑」
庄田「リアルにね!笑 まず、何の曲を歌うのか、自分のレパートリーを伝えることが大事だと思うなぁ。」
副島「超大事だわ。セッションあるあるとして、ボーカルの人に何歌いますか?って聞いたら、なんでもいいです~って言われて、じゃあ”Isn’t She Lovely”で!って言ったら、いやその曲はちょっと・・・。うーんじゃあ”Feel Like”は?って言ったら、いやその曲もちょっと・・・っていう状態あるよね(笑)。例えば今は”Isn’t She Lovely”しか歌えないなら、ちゃんとそれをホストに伝えればいい雰囲気でやれるはずだよね。」
2.譜面は持参した方がいいのか
副島「やりたい曲があっても譜面がなければ演奏できない、一方で譜面なんていらなくてもみんな当たり前のように弾ける曲もあって、その境界線って難しくない?」
庄田「そうだよねー。実際に何回か行ってみないと、何が定番なのかもわからないよね。」
副島「ボーカルの人が思ってる定番とバンドの人にとっての定番が違うパターンもあるし、そのセッションによっても違うっちゃ違うんだけど、この記事で譜面がなくてもみんな弾ける曲と、4人いたら1人くらいは弾けない人がいる、譜面があった方がいい曲について情報を公開してみよう。というかマッキーはよく譜面持ってくるよね。」
庄田「譜面さえ持っていけば、好きな曲を歌えるしね!しかも皆がはじめて演奏するって場合そのジャムを通じて色んなコミュニケーションをとりながらっていう点でも新鮮さがあって楽しいし。」
副島「なるほど!あとマッキーが持ってくる曲って、知ってるけどそういえばコード知らないなって曲が多い。かつコードさえ分かれば簡単に弾ける曲が多いからやってて楽しいんだよね。」
2-1.譜面がなくてOKな曲
Isn’t She Lovely/Stevie Wonder
Feel Like Makin’ Love/Roberta Flack
Just The Two Of Us/Grover Washington Jr
Sperstition/Stevie Wonder
Sunny/Bobby Hebb
What’s Goin On/Marvin Gaye
Brown Sugar/d’angelo
Georgy Porgy/TOTO
など
2-2.譜面があった方がいい曲
Peg/steely dan
Never Too Much/Luther Vandross
Street Life/Randy Crawford
Lovin’ You/Minnie Riperton
Rock With You/Micheal Jackson
Human Nature/Micheal Jackson
Change The World/Eric Clapton
You’ve Got A Friends/Carole King
Septenber/Earth Wind And Fire
Treasure/Bruno Mars
など
*丸の内サディスティック、接吻、糸など日本の歌は基本的に譜面を持参しましょう
3.どういう演奏にしたいかバンドに伝える
副島「セッションで曲を決めたら、次は必ずどういう風に演奏するか?って話になるよね。例えば、早くしたり遅くしたり、ちょっとレゲエっぽくしたりとか。」
庄田「譜面を持参して渡すだけだと、バンドとしては情報量が少ないよね。歌ってる本人も、なんかしっくりこないな~という感じになるのももったいないし。みんなが知らなそうな曲ならもちろん、定番曲であってもそれは同じだと思う!」
副島「“Isn’t She”や”Feel Like”でも軽快にやるのとしっとりやるのじゃ全然違うもんね。個人的には、ボーカルやメロディをとる人は、自分がどんな世界観で歌いたいか伝えたほうが絶対いいと思う。その方が得意な感じでできるし。」
庄田「私は、テンポ、ビートがはねるのか、そうじゃないのか、あと誰のどの曲っぽい感じ~とかも伝えるようにしてるよ。」
副島「なるほどね。というか原曲っぽい感じってのも全然ありだよね(笑)。」
4.ソロの順番はボーカルが決める
庄田「ちょっと突っ込んだ話になるけど、ジャムセッションと言えばソロを順番にまわしていくというのが定番じゃないですか。」
副島「そうだね。ギター→キーボード→ベース→ドラムっつってね。」
庄田「そうそう。で、ソロを回すときにはボーカルが楽器をどんどん指名してソロをまわすのが理想的だと思うんだ!ステージの見栄えもいいし!」
副島「フロントっぽい。ボーカルの人がソロの間突っ立ってるのよく目撃するよ(笑)。そうなると悪目立ちしちゃうよね。まあはじめは難しいかもしれないけど・・・」
庄田「むしろ、フロントマンとしての立ち振る舞いは、カラオケでは身につかないことなので、せっかく生バンドがいるから、そういうことこそ学んでいけると思う。」
副島「めっちゃいい事いうやん・・・。」
5.歌詞ばかり見ずに前を向いて歌う
副島「スマホ片手に歌詞見ながら歌う人多くない?(笑)」
庄田「いるいる。確かに歌詞がわからないけどチャレンジする!というガッツは素晴らしいと思うんだけど、スマホや歌詞カードの見方にもよるよね。」
副島「スマホや歌詞カードにかじりつきながら歌ってる人をみるとちょっと興ざめしてしまう。スマホや歌詞カードを見ながらでもかっこいい人はかっこいいんだけど、その違いってなに?」
庄田「そうだね~ここからは私も普段のライブステージで意識するようにしてるんだけど、表情に色を付けたり、身振り手振りで表現したり、とにかく目の前の人に伝えたいと思って歌うことかな。ジャムセッションであれど、練習とは違うという意識で演奏すると自然とかっこいいパフォーマンスに近づいていくと思うの!」
副島「今日めっちゃいい事いうよね(笑)。僕たちのほうでも、ボーカルの人がステージを楽しみながら上達できる機会を作りたいところだよね。年明けくらいからやれたらいいな。というわけで、ジャムセッションでボーカルが守るべきルールについて、些細なことからフロントマンとして心構えまでカバーしつつお届けしました!」
6.最後に
ジャムセッションでボーカルが守るべきルールについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
これを機に多くのボーカリストがジャムセッションに来てくれることを祈っています!
まずは当スクール運営の超初心者FUNK JAM SESSIONで、課題曲を歌いこなしてみましょう♪
よりたくさんの人が気軽にボーカルでセッションを楽しめるよう、今後もスクール一丸となり頑張っていきます!
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