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ギターに適切な爪の長さを考える

こんにちは。ライフベンドミュージックスクール、ギター科講師の副島俊樹です。
このコラムでは、ギターを始める前に不安・疑問に思う数々の問題を一挙解決するべく徹底解説していきます。

 

今回はよく女性の生徒さんにも聞かれる
「爪を切らないとギターは弾けないのか」
ということについてです。

 

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女性の方でネイルを施されている方も多いと思います。せっかくの綺麗なネイル、そのままでギターを弾けたら・・・とよく生徒さんからの相談を受けます。
まずは結論から申しあげます。残念ながら

ギターは爪を切らないと弾けません

レッスンの時、綺麗なお爪の生徒さんには大変言いにくいのですが、ここだけはしっかり守っていただいています。

ではなぜ爪を短くしないとギターが弾けないのでしょうか。ズバリそれは、弦が正しく押さえられないからです。
2つの図をご覧ください。

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図1)爪が伸びている場合、他の弦に指の腹が当たっている。

 

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図2)爪が短い場合、ほぼ垂直の角度で他の弦に触れることなく押さえられている。

 

図1では爪が伸びているので弦を押さえる角度が斜めになっています。その結果下の弦を腹で触っていますね。これでは下の弦の鳴りを阻んでしまいます。図2では爪が短いので弦に対し垂直の角度で押さえることが出来てます。また垂直に押さえることで、腹で他の弦に触れてしまう事もありません。

このように爪が長いと、斜めに押さえる等の悪い癖が付きやすく、上達も遅くなる(というかしない・・・?)のです。
下記にはギター演奏に適した指を載せています。是非ご参考にしてください。

 

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図3)伸びた爪

 

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図4)ギターに適した長さの爪

 

図3は爪が伸びた指です。爪先に白い部分(フリーエッジと呼ぶらしいです)があって、皮膚は見えません。
一方図4は短く切り、さらにギターを弾き続けることにより変化した指です。爪先に白い部分は全くなく、さらにそこから皮膚が見えます。一般的にはこれを深爪と呼びますが、ギタリストの爪はだいたいこんなもんです。弦を押さえることにより、爪先の皮膚が膨れて、深爪しているようにみえるのです。

 

さて、なぜ爪が長いとギターが弾けないかお分かりいただいたでしょうか。
ギターを練習する上では、日ごろのこまめな爪切りもかかせません。女性の生徒さんの多くが、短く整えそのうえでネイルを楽しまれています。
なかなか踏ん切りがつかない方は是非勇気を出して切っちゃいましょう!

 

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