神田リョウのレッスンが受けられる『神田式ゆるふわドラム塾オンライン』のレッスンの一部を抜粋してお届けします。
よくレッスンやセミナーで「緊張のほぐし方」について聞かれるんですが、まだあまり発信したことがないんですよね。
今日は「ゆるドラ」メンバーの皆さんに特別に僕がやってる緊張のほぐし方をシェアします!
┃「良い緊張」と「悪い緊張」
緊張のほぐし方にいく前に、根本的なところ大切なお話があります。
それが「良い緊張」と「悪い緊張」があるということです。
ライブでもリハでも、音楽じゃないことでも何にでも当てはまることなんですけど、”しっかり準備している”という前提がないとお話にならないんですよね。
実はここを勘違いしがちなんですね、うん。
僕は大きな現場でも小さな現場でも基本的には同じ緊張感に持っていくことを意識してるんですけど、これは要するに同じように準備をしているということなんです。
・悪い緊張
テストとかでもそうですけど「うわああ~勉強全然できてないもうやばいどうしよう~~」というのはどうしようもないですよね笑。
準備してないんだから!!
これはもう、良いパフォーマンスを出したいとかいうレベルの話ではないってことなんです。一回練習してから来ましょう!笑。
もし準備不足の状態でやらないといけない状況になってしまったら、もはや半分諦めモードで臨んだ方がベターかも。
・良い緊張
んでこういう話ではなく、基本的にはちゃんと準備をしておくということなんです。
ライブに向けて入念にリハーサルをやっておく。ミスりやすい場所を自分の中で把握しておく。
その上で緊張しいだからパフォーマンスが下がっちゃうという方には、今日紹介する緊張のほぐし方が参考になると思います!
┃ガチの緊張のほぐし方
しっかり準備してもなんだかんだ、ライブとか本番始まる前「どうしよう」って緊張するじゃないですか。
そういうときに緊張を解く方法っていろいろあって、本番前にある程度時間が確保できる人には今から紹介する3つの方法がオススメです。
①腹式呼吸法
まず大切なのは息を吐くこと。よく歌とかでもいわれる腹式呼吸です。
お腹からしっかり息を吸って吐いてリラックスします。この時点である程度穏やかな気持ちになります。
ここでは穏やかな気持ちを作るということが大事です。
②ボディースキャン
んで次に、ヨガっぽい世界にいきます。そっと目を閉じて、頭の中をなるべく無の状態にする。
まあ、それができたら苦労しないんですけどって話ですが笑。
一旦意識を無にして、そこから身体の各部位を意識していきます。
例えば左足の親指の爪の先、左のふくらはぎ、左の膝とかを意識する。これをもう全身、いろんな関節とか場所ごとに意識す
るポイントを変えていくんです。
特に緊張している身体のパーツを意識しながらメンタルを落ち着かせる、これがボディースキャン。
もっと深く知りたい人は「マインドフルネス瞑想」を調べてみると良いかもしれません。
③センタリング
身体の各部位の意識が終わったら、最後に全意識を真ん中に寄せてくる。「丹田(たんでん)」のあたりですね。
丹田に集まったネガティブな考えや緊張を外側に排出するように腹式呼吸でゆっくり息を吐き出します。
ここまでやれるとかなり落ち着けますね。本番前に「一人にさせてくれ」みたいな時間を作っておくのは良いと思います。
まとめると・・・
まず腹式呼吸で呼吸をまず整えよう。
基本的にガスを抜こうっていうことなんですけどね。
緊張すると呼吸浅くなって身体の中にガスが溜まっちゃう。それをまずフーッ吐く。
吐くっていう動作が足りないと基本的に力むので。
このやり方が1つ目で、その次に自分の身体のパーツ1個1個に意識を持っていく。
緊張してると物事のことばっかり考えちゃうので、身体のパーツパーツを意識しながらメンタルを落ち着かせるっていうやり方、これがボディースキャンってやつですね。3つ目がセンタリングです。センターに集めてくるというこの3つを本番前とか集中したいときとかやっていくと結構いいですよっていう話ですね。
★ここがポイント!
しっかり準備して「良い緊張」を作り、それをほぐして最高のパフォーマンスをしよう!
一般公開はここまで。
神田リョウによるレッスンはいかがでしたでしょうか。
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