「えっと・・・ギターソロいつ終わればいいんだ!?」
こんにちは。ライフベンドミュージックスクールギター科講師の副島俊樹です。
突然ですが皆さん、セッションを経験されたことはありますでしょうか。
ミュージシャン同士が音と音で会話をするように、アドリブを繰り広げ行く。
そんなジャムセッションに、一度は憧れた方も多いのではないでしょうか。
勇気を出して街のジャムセッションに繰り出し、緊張感に手に汗握る中曲は進行し、満を持してソロの順番が回ってきました。
そこで「えっと・・・ギターソロいつ終わればいいんだ?!」こうなったことはありませんか?
この記事では、セッション初心者のギタリストに向けたジャムセッションのやり方について書いていきます。
当スクール主催の初心者向けセッション「超初級FUNK JAM」で実際にお役立ていただければと思います。
さて、初対面の人同士で一緒にプレイすることも多いジャムセッションですが、いくつか決まり事があります。
その決まり事があるからこそ、滞りなく曲を進行することが出来るのです。いわゆる暗黙の了解というやつですね。
代表的なものは構成です。
大体は
[イントロ]→[テーマ(メロディ)]→[ソロ]→[テーマ(メロディ)]→[アウトロ]
こんな感じになります。
一つずつ解説していきます。
[イントロ]
曲に始まる前、原曲にイントロがある場合もあればない場合もあります。ない場合はAメロのコード進行を回したりします。
ここでどういう雰囲気で演奏するかが決まります。
[テーマ(メロディ)]
曲の主線律のことをいいます。歌モノなら歌が入っているところ、インストだとメインのメロディがなっているところです。
[ソロ]
ここがジャムセッションの最大のポイントになります。曲のメロディが終わったら、長~い間奏に入ります。
この長~い間奏というのが、みんなでソロを回す時間になります。
ソロを回す順番は先に話し合って決めてもいいし、我こそはと一番先に弾く人もいます。
一番良くないのは、誰もソロを弾きださず「あ……お先にどうぞ」と譲り合ってしまうパターンですね(笑)
慣れないうちは、時計回りや、事前に話し合うのも手でしょう。
冒頭にも書いた「ソロが終われないー!」という現象はここで置きます。
この事態に陥るポイントとしてはズバリ以下の要因があげられます。
○ソロに起承転結がない
なんとなく始まったソロが、なんとなく終わってしまう。見ている他のお客さんも退屈そうな顔をしている…。
ビシっと始めビシっと終わるには、ソロのストーリー性すなわち起承転結は絶対に必要です。
起承転結を簡単に付けるには、クリーン→オーバードライブ/音数少→音数多の流れを意識するとよいでしょう。
クリーン系の音色で音数を少なくスタートし、盛り上がるぞ!というポイントでエフェクターを踏んで音数も増やす。
これだけである程度のストーリー性は出てきます。
ジャムセッションでソロをとる時、一定の緊張感は必ず付いてくるので、事前にイメージトレーニングしておきたいですね。
セッションに行く前に家で「今日はこういうソロをとろう」と考えるのも良いかもしれません。
○Cueをうまく出せていない
Cueとは合図のことです。「もうソロ終わりますよー!」という意思を他のプレイヤーに伝えないと、自分だけ終わってしまうなんてことになりかねません。セッションでは重要なポイントですね。
Cueの出し方は人によってさまざまですが、ギタリストの場合両手がふさがっているので「身体ごと他のプレイヤーを見る」のがオススメです。
タイミングは直前すぎないように少し前の小節から出してあげましょう。
[テーマ(メロディ)]
ソロ回しが終わったら、最後にもう一回テーマをとります。
[アウトロ]
テーマが終わったらその曲ごとのエンディングに入ります。
いかがでしょうか。ジャムセッションのイメージが出来ましたでしょうか。
当スクールではセッション初心者の方に向けたエントリージャム「超初級FUNK JAM」という企画を行っています。
これからセッションを始めようという方にピッタリなイベントですので、是非お気軽にお越しください!
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