有賀教平のレッスンが受けられる月2回受けられるオンライン・ギターサロン『アリガラボ』のレッスンの一部を抜粋してお届けします。
┃リハモの楽しさ
生徒 「切ない感じですねー!」
有賀 そうですよね!楽しげな原曲からは想像できない雰囲気になりますよね。そう、ここなんですよ。リハモの楽しさっていうのが。
それこそシンガーによって原曲の楽しげなIsn’t She Lovelyが合う人もいるし、むしろリハモした切ないIsn’t She Lovelyが合う人だっている。「今回はあのシンガーさんに声かけてみようかな」なんても起こってくるので、人選にも関わってくるおもしろさがあるんですよ。
(模範演奏)
2小節目をご覧ください。曲のキー的には本来AM7(4度M7)に行くべきですけど、あえて4度マイナー6とかも合います。
(模範演奏)
4度m6すごい合いますよね。なんで4度メジャーセブンスだったのに4度のマイナー使えるの?メロディ変えなくていいの?って話なんですけど、このタイミングってメロディはずっとEの音なんですね。Eの音はAM7にはもちろん、Am6にも含まれるんですね。だから大丈夫という理屈です。
Am6をさらに深掘りしていくと、Am6のルート音をDにした場合、D9というコードとほぼ一緒になります。Am6の音からルートを変えるとD9と。D9に入れられるテンションでいうと#11thっていうのも入れることができるんです。
ここまでくると、もはやAm6って捉えるんではなくてD9 on A みたいな、5度ベースのコードとして捉えて、ルートはあくまでもDで#11thから5thに行ってまた#11thっていう流れが原曲のメロディとも一致する。このように、全然理論的には間違ったことはしてないっていう風になるんです。
生徒 ベースが8分でルートを刻むAメロが浮かびました!
有賀 ありがとうございます。元々のアレンジだとそんな想像できないですからね。どんどんそうやってイメージを沸かすっていうの大事ですよね。
★ここがポイント!
リハモはアレンジ。メロディがコードトーン内に収まっていることを確認して、思い切って変化を付けてみよう。ⅣM7→Ⅳm6はおすすめ。
一般公開はここまで。
有賀教平によるレッスンはいかがでしたでしょうか。
オンラインサロン『アリガラボ』では、有賀教平による月2回のレッスンが受けられます。さらに、コミュニティ限定の音源資料やフレーズ伝授も多数あり、お洒落なギターをマスターしたい人にとってはうってつけの内容となっています。皆さんが更に音楽を楽しむきっかけになれば幸いです。
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