岡聡志のレッスンが受けられる『岡聡志MGL』のレッスンの一部を抜粋してお届けします。
?3度と7度が入っていないEsus4
今日はsus4やadd9といった無調性、いわゆる3度の音とか7度の音が入ってない、マイナーとかメジャーのコードでもどっちでも使えるよみたいなアルペジオを解説していきたいと思います。
どういうフレーズがあるのかというところなんですけども、まずはsus4から説明していこうかな。
ではまず皆さんこちらのコードを押さえてみていただいていいですか。
(模範演奏)
5弦ルートのEsus4コード。
こんなコードですね。押さえ方は一番基本的なやつです。人差し指でセーハーしていますね。そこに中指で 4弦の9フレット、薬指で3弦で9フレットですね。最後は小指が2弦の10フレットですね。
そして単純にこれをアルペジオで弾いていきます。
(模範演奏)
5弦ルートのEsus4というコードを一音ずつアルペジオで弾く。
定番で使いやすいアルペジオです。コードフォームからそのまま弾いてる感じですよね。
分離感のあるニュアンスを入れるのであれば、一般的な薬指セーハーを使った押さえ方ではなく、僕の様に人差し指、中指、薬指、小指で弾くと分離が綺麗かもしれないです。
(模範演奏)
セーハーを使わない、人差し指、中指、薬指、小指を使ったEsus4フォーム。
運指的には人差し指で5弦の7フレット、中指で4弦の9フレット、薬指で3弦の9フレット、小指で2弦の10フレットですね。最終的には1弦12fまで使って2オクターブ上のルート音まで到達します。2弦に4度の音がきて1弦に5度の音がきて、最後にルートの音に戻ってくるといった感じです。
そして、このsus4というコードの中では3度と7度の音が存在していないですよね、すなわちメジャーとマイナーを区別する音が存在していないということになります。
これがEマイナーあるいはEメジャーのどちらでも使えたりするんですよね。
(模範演奏)
Eメジャー上、Eマイナー上でそれぞれEsus4のアルペジオ。
マイナーでもメジャーでもどっちでも弾けるよっていうようなのがこの無調性、いわゆる7度や3度の音が入ってないアルペジオの特徴です。
逆に言えば3度の音がないので調性感のあるコードを表現したい時には少し役不足にはなってしまうのですが、ふわっとさせたいというか、アンニュイな感じのサウンドが欲しい場合などはすごく有効です。
バッキングのコード自体もどっちかはっきりしていないときとかはなおさら有効ですよ!
★ここがポイント!
Esus4には3度と7度が入ってないのでメジャーかマイナーか判別できない。つまり、Esus4のアルペジオはEメジャー上でもEマイナー上でも使える!
?目から鱗のsus4活用術
実は、1つのキーにおいてsus4が使えるポイントはたくさんあります。
ダイアトニックコードが7つある中でルート・4度・5度という音が存在してるコードが5つあります。
例)Eメジャーのダイアトニック・コード
Emaj7 F#m7 G#m7 Amaj7 B7 C#m7 D#m7(♭5)
この中で◎◎と、◎◎以外ではすべてsus4のアルペジオが使えます…
一般公開はここまで。続きは『MGL』で読む事が出来ます!
岡聡志によるレッスンはいかがでしたでしょうか。皆さんが更に音楽を楽しむきっかけになれば幸いです。
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