オシャレなギターが弾きたい、ソウルフルなアドリブがとりたい、そんなギタリストへ送る有賀教平とっておきのワンポイント・アドバイス。
有賀教平のレッスンが受けられる月2回受けられるオンライン・ギターサロン『アリガラボ』のレッスンの一部を抜粋してお届けします。
?皆さんには黒くなってもらいます
有賀教平 「じゃあそろそろ始めてみましょう。よろしくお願いします!改めまして、アリガラボの講師をさせていただきます有賀教平と申します!よろしくお願いします。
まずはこのコミュニティの概要といいますか、こんな感じで進めていきますよっていうのを話してからやっていきたいと思います。基本的に僕のこのレッスンではR&Bですとか、ソウルといった主に黒い系の音楽といいますか。そっちを中心に扱っていきたいと思っております。
結構参加していただいた方の好みの音楽とか見ると、ロベン・フォードですとかシルヴァン・リュック、アレン・ハインズ、菰口雄矢さんとか、だいたい僕と好みが合ってる方が多いので(笑)、みなさん楽しんでいただけるんじゃないでしょうか!」
生徒 「黒いの好きです」
有賀教平 「かっこいいですよね。ほんとに・・・。だからこのコミュニティで、みなさんには黒くなっていただこうっていうのが趣旨であります。一緒に黒くなりましょう!」
有賀教平 「R&B、ソウルを上手く弾くにあってですが、ソロのネタやフレーズももちろん大事なんですけど、今日第1回のテーマはニュアンスっていうことで、教則本とかではなかなか書いてないような内容だったり伝えきれない部分だったりっていうのを細かくレクチャーしていければなと思っております。
途中ご質問とかあれば、随時打っていただければこちら反応して答えていきますのでよろしくお願いします!
なんか緊張しますね(笑)!。普段対面のマンツーマンレッスンってよくやってるんですけど、画面の向こうに今役20人の方が見ていただいてるということで・・・すごく気持ちが引き締まります。中にはほんとにリアルのレッスンで来ていただいてる方も参加していただいてるので、ほんとにありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。」
?Isn’t She Lovelyのテーマで練習
有賀教平 「さて。では始めていきましょう。今日のテーマ、ニュアンスということで、ニュアンスって普段からみなさまも取り組んでいらっしゃる課題ではあると思うんですけれども、改めて考えていきましょうか。
例えば曲のメロディーをギターで弾くとき。今日は一応テーマを決めてまして、みなさんご存知かと思います“Isn’t She Lovely”っていうスティーヴィー・ワンダーの曲のメロディーを扱っていきたいと思います。どう弾いたらプロの音といいますか、「おっうまいな。」というニュアンスになるのかっていうのを今日いろいろ話しながらやっていきますね。
たぶんみんなもう知ってると思うんですけれどもこういうメロディーです。」
(模範演奏)
有賀教平 「まあお馴染みのメロディーですね。これを僕が普段どう弾いているのかっていうのを今日紹介していきます。早速バッキングトラックに合わせて1回弾いてみます。じゃあ譜面通りといいますか、何も抑揚をつけずに1回弾いてみます。いきます。」
(模範演奏)譜面通り平坦に
有賀教平 「みたいな感じです。今なるべくニュアンスを消して弾いたって感じなんですけれどもどうでしょうか?やっぱちょっと聞いてて平べったいといいますか、人間ぽくないというか、機械が演奏してるように聞こえてしまいますね。
結構僕のマンツーマンレッスンでもよく生徒さんから質問受けるんですけど、ニュアンスのつけ方とかメロディーがかっこよくならないっていう風によくみなさん言ってらっしゃるので、そんな方は今日ほんとにいい機会なんじゃないかなって思います。
じゃあ今度は普段僕が弾いてるニュアンスで演奏したいと思います。割とトゥーマッチな弾き方してみます。いきます。」
(模範演奏)ニュアンスたっぷりで
有賀教平 「どうでしょうか?ちょっと人間ぽくなった感じしませんかね。人が歌ってるみたいな。そういうのをちょっと意識してみました。」
生徒 「めちゃくちゃかっこいい・・・」
有賀教平 「ありがとうございます。嬉しいです。どんどん褒めてください(笑)。ありがとうございます。先程のテイクは、テクニックでいうとスライド、スライドダウン、異弦同音だったりとかブルーノート、コードトーンとかいろんな要素を入れてみました。
?半音スライド
今日はそんな中でもスライドについて話していきます。皆さんスライド使いますよね。僕もよく使います。音が滑らかになりますよね。サーみたいな、スッと入ってくる。頭にアタックが来ないのですごい滑らかに聞こえます。ここをちょっと一工夫するともう少し黒い演奏になってきたりします。
例えば・・・皆さんスライドする時って何フレット下から行きます?。多くの人が2,3フレット下からだと思いますが、僕が好きなのがこの半音下からのスライドです。
これEメジャースケールの3rdの音なんですけれども、これに対して半音下のマイナー3rdから半音でスライドしてあげる。そうするとこのマイナー3rdの音ってEメジャースケールの音に入ってない音になるので、一瞬緊張感が漂うといいますか、少し外れたところから着地するのでいい感じの緊張感が生まれます。
結構僕これ使ったりします。所謂ブルーノートってやつですね。」
(模範演奏)半音スライドを使いながら
有賀教平 「isn’t she lovelyのメロディ冒頭では、よく半音スライドを使いますね。スライドアップですね。スライドして音を繋いでいく。あとスライドダウンっていうの僕よく使ったりします。
さらに、半音上からスライドダウンで音を繋げる時もあります。」
(模範演奏)半音上からスライドダウンで
有賀教平 「このニュアンス。分かりますか?この半音上からのスライドダウンっていうのは僕の好きなギタリストでシルヴァン・リュックっていうフランスのジャズギタリストですかね。あの人がよく使ったりします。気になった方は聴いてみてくださいね。」
?さいごに
レッスンはいかがでしたでしょうか。皆さんが更に音楽を楽しむきっかけになれば幸いです。
オンラインサロン『アリガラボ』では、現在30名以上が上達のために学んでいます。
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